前回のブログまでで、作品作りが完了しました。
最後はいよいよ、完成した作品を会場で展示します。
展示の名前は「東京ガラス工芸研究所 卒業・修了制作展 2026」。応用科の卒業制作と、基礎科の修了制作を同時に展示します。今年の会場は目黒区美術館区民ギャラリーでした。
作品を会場へ搬入
スポットライトを天井に取り付けます。光の当たり方によって作品の見え方が変わるので重要です。

アメフラシと海藻を配置。今回は展示台を使わず床一面を使うことに。

会場内では全ての学生が作品を展示します。配置は学生たちが話し合って決め、仕切り壁やライト、展示台を設置しています。


展示完了


アメフラシのお腹の中にはライトが仕込まれています。
- 真っ暗だとこんな感じ
講評会

卒業・修了制作展では、会期中の特定の日に、各技法の先生方からコメントをいただく「講評会」を開催します。
講評会では、最初に、学生自身が作品についての発表を行います。上の画像はその時の様子です。
清水さんは、応用科に上がった当初は、「自分の思い出や経験」から作品を作ろうと考えていたそうです。しかし、日々の制作や造形ゼミを通して考えた結果、自分の存在そのものが周りの人や環境から形づくられているのだと思い、「環境や関係性」を作品にしようと思ったということでした。その考えで作品を練り直し、アメフラシとたくさんの海藻が共存している状態が最終的な作品となりました。
▼当初のデザイン画。アメフラシと、その背後に今までの自分の思い出を表す3点の作品

▼最終的な作品。周囲の環境(海藻)と共存しながらアメフラシが進んでいく形に。

発表終了後。先生方から、作品としての完成度、コンセプト、展示形式など様々な面からコメントを頂きました。

▼酸素バーナーの柳先生から展示についてコメントをもらう清水さん

また、来場された一般の方にも、アンケート方式で作品についての感想や意見を頂きました。
卒業制作を終えて…
基礎科で技法を身に着けた1年間、応用科で卒業制作を作り上げた1年間。合計2年間の充実したガラスライフを過ごしてきました。清水さんは「何とか最後まで走り切ることができて良かったです!!」と、やはり最後まで明るく笑っていました!
卒業後は地元に戻り、卒業生のガラス工房で働きながら作品を作り続けるそうです。これからの未来が楽しみですね。本当にお疲れ様でした!
- 応用科になりたての清水さん
- デザイン画と模型
- プレゼンテーション
- 粘土で原型を作る
- 石膏と水を混ぜる
- 石膏を粘土に塗る
- 石膏を割って粘土を取り出す
- 石膏型を合体、ガラスを詰める
- みんなで電気炉に入れる
- 焼成を経てガラスに
- 磨く
- ツヤが出てくる
- 海藻作り
- たくさんの海藻
- 海藻の土台の板ガラスを削る
- 海藻の完成
- 会場に展示
- 講評会
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