グラヴィールの授業が始まりました。
上の写真は講師の後閑 博明 先生です。
今年もよろしくお願いします!
先生の略歴、作品紹介等はこちら
「グラヴィール」は、回転する銅盤でガラス表面に彫刻する技法を指します。
17世紀のボヘミア(現在のチェコ)で確立され、現在まで受け継がれている伝統的な彫刻技法です。
先生の見本作品の一部↓
切子のように幾何学的な文様を彫るのではなく、植物や生き物などの絵柄を写実的に彫ることができるのが特徴です。
繊細な動きと集中力を必要とするこの技法・・・時間はかかりますが、作品が出来上がった時の喜びはひとしおです。
一日目は、タンブラーにたくさん丸を彫るところからスタートです。
綺麗な丸を彫るのはとても難しいですが全ての基礎となるので、絵柄を彫る前にまずは丸を練習します。
授業一日目のみなさんの進捗状況
後閑先生によるお手本の丸。
シンプルな丸一個にも熟練の技が現れ、圧巻です。
一か月の授業で完璧を目指すのは難しいと思われますが、この授業が熟練への第一歩となるかもしれません。
ひたすら丸を彫り続ける、夜間基礎科一年目のみなさん
シャ――――――
という音が響きます。
これから約一か月間、実技に励みましょう!